7月23日に開幕する。東京オリンピック!
みなさんも待ちに待った大会だと思います。
今回から正式な大会種目に採用されるスケートボードは、7月25日の男子ストリートから始まります!
みなさんは、公式スポーツとして開催されるスケートボードの大会を見たことがあるでしょうか?
YouTubeなんかで見たことがあるよ!って人でも、その採点方法やルールまで知っている人は少ないと思います!
今回の記事では、
・オリンピックでのスケートボードのルール
・楽しく見るための2つの注目ポイント
・Matty一押しのスケーター
についてまとめました!
この記事・動画を見てからオリンピックを見れば、本番がより一層楽しめるはず!
是非参考にして下さい!
種目はストリート・パークの2種類
オリンピックでのスケートボードは、「ストリート」と「パーク」の2種類の種目があります。
男子と女子で分かれているため、合計で4種のメダルを争うことになります。
日程は以下の通り
2021年7月25日(日)9:00-13:55
会場:有明アーバンスポーツパーク
男子ストリート予選
男子ストリート決勝
男子ストリート表彰式
2021年7月26日(月)9:00-13:55
会場:有明アーバンスポーツパーク
女子ストリート予選
女子ストリート決勝
女子ストリート表彰式
2021年8月4日(水)9:00-13:40
会場:有明アーバンスポーツパーク
女子パーク予選
女子パーク決勝
女子パーク表彰式
2021年8月5日(木)9:00-13:40
会場:有明アーバンスポーツパーク
男子パーク予選
男子パーク決勝
男子パーク表彰式
引用:©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会-スケートボード 競技スケジュール より
それぞれの種目の代表選手が選出され、得点を競い合います。
ストリート
まずは、ストリートのルールからです。
ストリートとは、
・ステア(階段)
・レール(手すり)
・バンク(坂)
といった普段の街中に見られるようなセクション(障害物)を配置した会場で行われます。
皆さんが思っているTheスケートボードは、こちらのストリートの競技になると思います。
使うトリックもオーリーなどが中心となる為、スケボー初心者の方も非常に楽しめると思います!
[ルール]
45秒間のラン:2回
ベストトリック:5回
計7回のランを行います。
計7回の内、上位4回の得点の合計が正式得点となる。
会場全体を使用。
好きなようにトリックを繋げながら、45秒間滑りきる。
ミス等を少ししても、カバーをすることが出来る。
会場内にあるセクション(障害物)を1つ選んで、ワントリックを行う方式です
1発勝負なので、高得点を狙うことが出来ます。
しかし、45秒間のランのようにリカバリーをすることが出来ません。
[採点方法]
・トリックの難易度
・メイク率(成功確率)
・スピード
・滑走中に行うトリックのルーティン(組み合わせ)のオリジナリティ
など、様々な要素から総合的に判断されます。
5人のジャッジによる採点のうち、最高点と最低点を抜いた3人の採点が得点として採用されます。(40点満点)
パーク
次に、パークのルールです。
パークでは、全体にR(アール:大小様々な湾曲)を組み合わせた会場で行われます。
一部にレールやレッジ(ボックス状の段差)など、ストリート同様のセクションが配置されている場合がありますが、パークでは主にRを使って空中に飛び出す”エアトリック”がメインとなります
まさにこんな感じです。
[ルール]
45秒間のラン:3回
その内の最高得点が正式得点となる。
こちらのルールはストリートに比べて、単純明快です!
[採点方法]
ストリート同様
・トリックの難易度
・メイク率
・ルーティン
など、総合的に判断して採点される
5人のジャッジによる採点のうち、最高点と最低点を抜いた3人の採点が得点として採用されます。(100点満点)
採点方法は、満点が違うだけでストリートとパークはほぼ同じですね!
※ルールや採点方法に関しては「東京都オリンピック・パラリンピック準備局」ホームページを参考にしています
大会開催前の現時点では、ルール等は「予定」とされているため、実際に大会本番で採用されるルールとは異なる部分が発生する可能性があります。
楽しく見るための注目ポイント
ルールは説明しましたが、スケートボードはオリンピックで初めて採用される競技です。
普段のスケートボードの世界大会等も、見る機会が少ない方も多いと思います。
その為、オリンピックをより楽しく見ることが出来る注目ポイントを、2つピックアップしました!
” 魅せる滑り ” が得点のカギ
スケートボードの大会での採点は、良くも悪くも基準が曖昧であるように思います。
というのも、ストリート・パークともに滑走全体が総合的に判断の対象となるからです。
トリックの難易度や正確性、高さ・速さはもちろんですが、ルーティンの独創性や、スタイルも採点の対象となるんです!
(HVSBの初心者スケーターのゆーた君は、なんかフィギュアスケートみたい!と言ってました)
つまり、ただ単にトリック数を重ねたりビッグトリックを一発決めるのではなく、“ラン全体を通していかに見ている人を魅了する滑りができたか” が重要だと言えるでしょう
その為見ている僕たちも、是非独創性やスタイルなども注目してみましょう!
スケートボードを始めたばかりの方は特に!
技がよく分からなかったとしても
「なんかこの人すごい気がする!」
「この人雰囲気とかカッコいいな~!」
そんな審査員になったような感覚で見てみることも、おススメです!
ストリートはベストトリックが肝
パークの方は、3回滑って、一番良い得点が採用される、単純かつ明快になっています。
しかし、ストリートはベストトリックが肝!
45秒間のランを2回と5回のベストトリックの計7回のランを行って、その内の上位4回の得点の合計が正式得点となります。
45秒間のランを2回上手く決められたら、残りのベストトリック5回は比較的楽でチャレンジングな気持ちで望めます。
ラン2回に合わせて、ベストトリックの最初の2回もうまく決められたら、残りの3回はメイク率が低い大技なんかも挑戦してくるスケーターもいるでしょう。
しかし45秒間のランは、ミスも出やすいです。
ここでミスすると、ベストトリックに全てをかけなくてはいけなくなります。
ランとベストトリックで分かれているおかげで、チャレンジングな技に移る選手もいれば、ミスに気を付けなければいけない選手も出てくるわけです。
大会が進むにつれて、戦略性の部分も際立ってくるかもしれません。
ストリートはベストトリックがあるおかげで、手に汗握る展開も期待できます。
まさに、ベストトリックが肝を握っていると言えるでしょう!
今大会出場のオススメスケーター
東京オリンピックに出場する選手は、世界のトッププロばっかりです。
今大会は、堀米雄斗選手を筆頭にメダル獲得の可能性もかなり高いので、非常に楽しみです!
是非、日本の選手にも頑張ってもらいたいのですが、せっかく日本で世界中のトッププロが見れるオリンピック!
是非、お勧めのスケーターを紹介させてください!
僕(Matty)のオススメスケーターは、ストリート男子フランス代表のaurelien giraud(オーレリアン・ジロー)選手です!
先日開催されたデューツアー(DEW TOUR:世界大会)では、絶対王者nyjah huston(ナイジャ・ヒューストン:米国)選手、堀米雄斗選手に次いで3位に入賞したスケーターです。
そんなオーレリアン選手の魅力は、なんといってもド肝を抜くビッグトリック!
レールやカーブの安定感もあり、致命的なミスさえなければ確実に上位を狙える実力を備えています。
また、オーレリアン選手の伝説として有名なのは、リヨンにある25段ステアのチャレンジ!
こんなハンマートリッカーとしての一面も、とても魅力的です!
高い所からのトリックなど、スケールの大きなトリック。
メチャクチャ難しく、まさに命がけ!
男子ストリートに出場しますので、是非チェックしてみてください!
世界のトッププロが集う大会を、楽しもう!
今回の記事では、東京オリンピックの新種目に採用されたスケートボードの
・オリンピックでのスケートボードのルール
・楽しく見るための2つの注目ポイント
・Matty一押しのスケーター
を紹介しました。
正直、僕もスケートボードの大会は「見たことはあっても採点方法までは知らない」の部類にいるスケーターでした。
まあ、プロのビッグトリックを見て「すげぇー!やってみたい!」ってなるけど、
「あのトリック〜点だから練習しよ!」とはならないですからね。笑
誰が勝った負けたとか、ましてや得点なんてものにあまり興味がなくて、アプローチの姿勢であったりデッキの弾き、上体の使い方といった”一挙手一投足”をじっくりと見てしまう”スケーターの性“を体現しているような人間です。笑
そんな大会にはそこまで無関心な僕ですが、やっぱりオリンピックは非常に楽しみです!
世界のトッププロ達がここ日本に集結し、どんなヤバいトリックを披露してくれるのか!
今から期待が高まってしまいます!
是非皆さんも、今回の記事・動画を参考にしていただき、オリンピックを一緒に楽しめたら嬉しいです♪
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