エンドオーバーとは、デッキのテールとノーズの軸を交互に入れ替え、同一方向に連続して180°ずつ回転をするトリックです。
[やりすぎ完全解説]
TRICK VIDEO
スケーターレベル ★
こなれ感 1
危険度 2
爽快感 1
応用度 2
おしゃれ度 1
エンドオーバーの解説
エンドオーバー単体ではあまり使用頻度が多くありませんが、ランプセクションなどではテールもしくはノーズを軸にターンする動きは頻繁に使われます。
パークデビューには、重要です!
また、エンドウォーク同様に”パワースライド”や”ドライブ”にも応用が利く動作なので、デッキコントロールを身に着けるという意味でも習得しておきたいトリックです。
習得しておきたいトリック・スキル
エンドウォーク
How To エンドオーバー
・スタンス
デッキのノーズとテールをしっかりと踏めるように前後のビスの外側、ノーズとテールのキック(反り上がった部分)に足が乗るようにスタンスをとる
・上体の向き
デッキと肩は平行で顔は進行方向を見る
エンドオーバーの動作
1.基本スタンスをとる
2.デッキの回転方向とは逆に肩を入れ、上体を勢いよく開くための”ため”を作る
3.デッキの回転方向に上体を開き、勢いをつける
4.ノーズ側のトラックを軸に、上体を開いた時の勢いを使ってデッキと自分が180°回転する
5.テール側のトラックに軸を移動させ、先ほどと同一方向にデッキと自分がさらに180°回転する
6.360°回りきったら基本スタンスに戻る
練習方法
いきなりテールとノーズをテンポよく交互に動かすことは難しいです。
まずは、テールもしくはノーズだけを一歩ずつ動かす練習をしましょう。
慣れてきたら連続して交互に動かす練習をするのですが、初めのうちはキレイに180°回転させることができなくても大丈夫です。
上体を振った勢いを上手く使って、リズミカルにデッキを180°交互に動かすことを目標にしましょう。
コツ・ポイント
基本的な動作はエンドウォークと似ていますが、上体を前方に向けたまま行うエンドウォークに対し、エンドーオーバーは背中側に180°回転する動きが出てきます。
見えない方向に回転します。
慣れていないと重心位置を崩しやすいため、エンドウォークよりやや難易度が高いトリックになります。
次のポイントに注意してチャレンジしましょう!
芯の通ったやつを目指せ!
体の中心に一本の”芯”があることを意識すると、重心位置を崩さずコンパクトに回転することができます。
また、慣れないうちはバックサイド側(背中側)に回転する時にバランスを崩しやすいので、しっかりと腰を落とし重心を低く保ちましょう。
できるだけ頭の位置を大きく動かさず、腰から下を上手に使ってデッキを回転させるときれいなエンドオーバーになります。
ウィールは地面から1mmだけ浮かせる意識で!
デッキのテールもしくはノーズを前に持ってくる際、ウィールを極力地面から離さず”こすりつける”ようなイメージで押し出しましょう。
はじめのうちは、ウィールと地面が離れた”ぱたぱた”した動きになってしまっても構いません。
テールとノーズを交互にスムーズに動かせるようになってきた段階で、ウィールを”こすりつける”ことに意識して練習してみましょう!
パークデビューに繋がるトリック
エンドオーバーの重心移動は、ランプセクションでの動作に通じるものがあります。
そのため、パークにあるランプセクションやクォーターを使いこなしたい方は、習得しておいて損はないでしょう!
もちろん、エンドウォークと同様に「ドライブ」や「パワースライド」といったテクニックにも繋がるので、是非いつもの練習に取り入れてみてください。
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