チクタクとはデッキのノーズを左右に振って、前方に進むトリックのことです。
時計の秒針の動きになぞらえて”チクタク”という名前がつけられています。
トリック自体は、スケート初心者の方がデッキに乗り慣れるために最初に練習するような地味なトリックですが、実はその後のトリックに繋がるような動きが多く含まれています。
今後のトリックの為に、しっかり習得しておきましょう!
[やりすぎ完全解説]
TRICK VIDEO
スケーターレベル ★
こなれ感 1
危険度 1
爽快感 1
応用度 2
おしゃれ度 1
チクタクの解説
チクタクとは、上体とデッキのノーズを左右に振り、そこで生まれた横方向のエネルギーを左右に振ったウィールに伝えることで、前方への推進力へと変換し進む技です。
前後左右の体重移動や上体の動きを使った、スケートボードらしいテクニックを身に着けるためのファーストステップになります。
まずは止まった状態からチクタクで前に進めるようにしましょう。
[習得しておきたいトリック・スキル]
How To チクタク
・スタンス
・上体の向き
チクタクの動作
1.スタンスは基本スタンスを取りましょう
ノーズ足は、バランスがとりやすくデッキ操作がしやすいようトラックのビス上付近に置きます。
チクタクではノーズを軽く上げる動作の連続になるので、テール足はテールを踏みやすいように先端付近に置いておきましょう。
2.止まった状態からテールを踏み込み、ノーズを軽く浮かせて左右どちらかに振ります。
3.ノーズ側のウィールを地面に着けます。
4.反対方向に上体を振るための反動を得るためウィールに体重をかけて踏み込みます。
5.先ほどノーズを振った方向とは反対方向に上体をひねります。
6.上体の動きに追従させるように腰をひねりながらノーズを振ります。
3~6の動作を繰り返すことで、徐々に加速させていきます。
初心者の方が陥りやすいのが”チクタクしているのに前に進まない(後ろに下がってしまう)”といった問題です。考えられる原因は2点あります。
1つ目は”重心位置が後ろに寄り過ぎている”ということです。
チクタクで前に進むためには、ノーズ側の足に体重をかけてしっかりと踏み込む必要があります。
そのため後ろ重心になってしまうと踏み込みができないので、いくらノーズを左右に振っても前に進むことはできません。
前重心を心掛けて左右に振ったウィールを踏み込めるようにしましょう!
2つ目は”上体を使った先行動作がうまくできていない”ということです。
チクタクで前に進むための推進力は、足や腰だけを使ってノーズを左右に振っても得ることはできません。
推進力を得るためにはノーズを左右に振る前に”上体を大きくひねる”先行動作が必要になります。
この先行動作がスムーズにできるようになると推進力を増幅させ加速していくことができます。
ワンランク上へ
フラット(平坦な道)でチクタクがスムーズにできるようになったら、今度は上り坂にチャレンジしてみましょう!
上体が上手に使えていれば止まった状態からでも、チクタクで坂道を上っていくこともできます。
これができればチクタク免許皆伝と言えるでしょう!笑
ぜひチャレンジしてみてください!
コメント