フェイキーオーリーとは、フェイキースタンスの状態でオーリーを行うトリックです。
フェイキーオーリーでは、メインスタンスでのオーリーと比べて、テールヒットのやり方やノーズ足の使い方などが微妙に異なります。
[やりすぎ完全解説]
[TRICK VIDEO]
スケーターレベル★★★
応用度 4
憧れ度 2
パンチ度 2
映え度 2
爽快感 2
[習得しておきたいトリック・スキル]
オーリー、フェイキースタンスで進むこと
フェイキースタンスって何?
フェイキースタンスとは、
メインスタンスでオーリーをする時にテールを弾いている方の足(テール足)を”進行方向側に置く”スタンスのことを言います。
実際に動画を見てみると、イメージがつきやすいです。
初めのうちは、重心が保てず不安定に感じると思いますが、
プッシュからフェイキースタンスへとスムーズに体重移動できるように慣れることからスタートしましょう。
フェイキーオーリーのメリット
メインスタンスでのオーリーとは違った筋肉やバランスの使い方をします。
・キレイなオーリーを身に着けたい方
・体幹を強化したい方
是非フェイキーオーリーを練習すると良いでしょう!
また、180°系のトリックをすると必然的に着地後のスタンスがフェイキースタンスになるため、フェイキー系のトリックを習得しておけば、連続してトリックをつなげることができます!
How To フェイキーオーリー
・スタンス
メインスタンスでのオーリーと同様です。
ノーズ側の足は、前のトラックを止めているビスの手前あたり。
テール側の足は、デッキのテール部分の先端付近に置きます。
フェイキーオーリーでは、
ノーズ側の足は、小指の付け根付近を使ってデッキを擦り上げる動作を行い、
テール側の足は、親指の付け根の膨らんだ部分(母指球)を使ってデッキを弾く動作を行います。
そのため、
ノーズ側の足の小指の付け根とテール側の足の母指球の両方がデッキの中央のライン上にくるようにスタンスをとります。
・上体の向き
肩とデッキは平行になるようにします。
上体が開いていると、デッキが左右にブレてしまいキレイなフェイキーオーリーにならないです。
注意しましょう。
フェイキーオーリーの動作
0.スケボーのテール側を、進行方向に向けます。
1.プッシュで加速を付ける
2.プッシュで地面を蹴った方の足(テール足)をデッキの進行方向側(テール側)に乗せて、フェイキースタンスをとる。
3.膝を曲げ、腰を落として飛び上がるための姿勢を作る。
4.自分自身の体が高くジャンプできるように、上体から伸びあがる。
5.体が伸びあがりきる瞬間にテールをすばやく鋭く弾きながら、自分自身も高くジャンプする 。
6.立ち上がってきたデッキを、ノーズ足で地面と平行になるように引っ張るように擦る。
この時、足首を寝かせ小指の付け根付近を使い、デッキ中央のライン上を沿わせるように擦る。
7.デッキを平行に整えると同時に、寝かせていた足首を戻し浮き上がってきたデッキを足裏で受け止め、着地の姿勢を作る。
8.地面に着くまでの間にデッキと足が離れないよう膝を伸ばしながら軽くデッキを抑え込み、4輪で着地する
9.膝のクッションを使い、着地の衝撃を受け止める
フェイキーオーリーのコツ・ポイント
フェイキーオーリーでは、テールヒット(テールを弾く)を行う際にいくつかの注意点があります。
進行方向に向かって斜め下にテールヒットを行う。
フェイキーオーリーでは、通常のオーリーのように真下にテールヒットをしてしまうと急ブレーキのような状態になってしまい、デッキを残し身体だけが前方に飛ばされてしまいます。
そのため、フェイキーオーリーでのテールヒットは、進行方向に向かって斜め下に突き刺すように行います。
フェイキーオーリーは、速度が速くなるにつれ、より前方に向かってテールヒットさせる必要があります。
初めのうちは、低速の状態から練習するようにするとよいでしょう。
重心はノーズ側寄り
テールヒットの際の重心は、
(ノーズ側が7,テール側が3)
くらいのバランスで置きます。
テール側に重心が寄り過ぎてしまうと、進行方向に向かってテールヒットが出来ず、身体だけが前方に飛ばされてしまいます。
視線は進行方向に
物超えやギャップ(幅跳び)を飛ぶ場合は、視線を進行方向に向けます。
しかし慣れていないと上体が開いてしまうため、少し難しいと思います。
初めのうちは、フラットでの練習になるので視線は無理に進行方向に向ける必要はありません。
視線は足元で構わないので、楽に上体を保てる状態で飛び上がるための姿勢をつくりましょう!
物越えやギャップ(幅跳び)を飛ぶ時のポイント
フェイキーオーリーは進行方向に向かってテールを叩くため、
通常のオーリーよりも手前の位置から踏み切る必要があります。
また、地面に叩きつけたテールが障害物の高さを超えるまでの時間を考慮しなくてはならないです。
通常のオーリーよりも、踏切りのタイミングと滞空時間の長さが重要になります。
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