テールロックとは、フェイキースタンスでRを上り、コーピングにデッキのテール部分をかける(ロックする)トリックです。
テールストールとも呼ばれています。
ランプなどのRセクションで滑る上での基本動作であるテールロックは、テール側としては最初に覚えるべきトリックになります。
今回の記事では、
・テールロック(テールストール)のHowTo
・コツやポイント
を紹介していきます。
ただし、
・コーピング上に体重をのせてテールをしっかりとかけた場合が”テールロック”
・テールを軽く当てるだけの場合を”テールタップ”
違いはこのくらいな為、動きややり方などはほぼ一緒です!
[やりすぎ完全解説]
スケーターレベル★★
こなれ感 2
危険度 2
爽快感 2
応用度 3
おしゃれ度 2
[習得しておきたいトリック]
このトリックの使いどころ
テール側のトリックであるテールロック(テールタップ)を習得すれば、ノーズ側のトリックであるインターフェイキーなどと合わせることにより、ランプなどでルーティンを組んで滑ることができます。
技を組み合わせれば、ランプでの滑りをずっと楽しめるという事です。
How To テールロック(テールストール)
・スタンス
ノーズ側の足はノーズ側のトラックのビス上付近か少し中央寄りに、テール側の足はテールのキックの上付近に置いておくと安定します
上体は、肩の力を抜いて顔は進行方向に向けておきます
肩とデッキはできるだけ平行にしておくと良いでしょう
テールロックの動作
1. フェイキースタンスでRを上がります
2.Rの少し手前から膝を曲げ、軽くしゃがむような感じでRに入ります
3. 曲げていた膝を伸ばし、上体から伸び上がるようにしてRを上ります
※Rを上がる動き自体は、パンピングの時と一緒です!
4. Rを上りコーピングの高さまで来たら、テールをコーピングにかけにいきます
コーピングにかけると同時に、身体をおこすようにしてプラットホーム上に乗り上げます
5.テールロック後は、身体の軸がR面に対して垂直になるように身体を倒していき、Rを下ります
コツ・ポイント
テールロック(テールストール)を習得する為には、
・テールは差込むイメージでかけにいく
・身体の軸を意識する
と3つのコツとポイントがあります。
・十分な助走をつける
テールロックをする場合、デッキのテールがコーピングに余裕で到達できるくらいの十分なスピードが必要になります。
ランプでテールロックを行う場合は、基本的にパンピングで加速を得る事になります。
スピードが足りずテールがかけられないのであれば、先ずはパンピングをしっかりとマスターしてから臨むと良いでしょう。
・テールは差込むイメージでかけにいく
コーピングにテールをかける時は、バチッと上から踏むようにかけるのではなく、スッと差し込むようにかけにいきましょう。
・身体の軸を意識する
Rを上りコーピングが近づいてきたら、まずテールから差込むようにかけにいきます。
テールがコーピングにかかったら、コーピングにかけたテール上に重心を移します。
この時、R面で滑っている際にR面に対して垂直方向に保っていた身体の軸を、テールをかける瞬間にコーピングを支点とした軸に切り替えることでテールに重心を移します。
↓
場面:テールをコーピングに掛ける瞬間 身体の軸:コーピングを支点
まとめ
今回の記事では、テールロック(テールスチール)について解説しました。
これら基本的な4つのトリックが出来れば、ランプでずっと滑る事が出来ます。
是非、習得してスケボーを楽しみましょう!
また、テールロックとテールタップの違いは、テールをコーピングにかけた後
・重心をプラットホームに持っていく:テールロック
・重心をR面に残す:テールタップ
この2つの差で分かれます。
まずはコーピングに浅くかけるだけでも良い、テールタップを繰り返し練習してみるのも一つの方法です。
やり方は、同じですからね。
テールをかける感覚を覚えれば、テールロックの習得も早いです。
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