みなさんはスラッピーは好きですか??
スラッピーっていうのは、オーリーをせずカーブ(縁石)に乗り上げてグラインドトリックをするアレです!
インスタなどでも、海外でストリートを滑るスケーター達がスラッピーでカーブを流している姿をよく見かけると思います。
「ゴリゴリ!」っとカーブを削りながら滑る姿があまりにも気持ち良さそうで…
そんなわけでスラッピーが僕の最近のトレンドの1つ(練習中)なのです。
近くの公園や駐車場に手頃な高さのカーブがあれば、どこでも遊べるのがこのスラッピーというトリックなのですが…
「海外にあるようなあの滑りやすそうな赤いペンキで塗られたカーブ(通称レッドカーブ)で滑ってみたい…」
そんな思いから、クリスマスにレッドカーブをサンタさんからプレゼントしてもらうべく、毎日良い子で過ごしていました!
しかし大人になった僕の家を、サンタさんはスル―してしまったみたいです…(´;ω;`)
…と!いうことで、年末の赤城おろしが吹く埼玉県北部の寒空の下、僕たちはせっせとレッドカーブを作り始めるのでした。
↓実際に作成した動画はこちら↓
今回作るカーブはコンクリート製
スラッピーをするためのカーブ(縁石)という意味では、コンクリートを固めた作り方でも、金属のアングルを取り付けた木製でもどちらでもいいと思います。
しかし、僕としてはどうしてもスラッピーをした時のゴリゴリとした感触を味わいたい!という気持ちが強かったため、コンクリートでの作成にこだわりました。
しかし、これまではコンパネなど木材を使ってセクションを作った事はあれど、コンクリートを使ってセクションを作るなど初めての経験でした。
木材を使ったセクション作りに比べ、コンクリートでのセクション作りは難易度が高いと感じたため、今回は「株式会社グランドテック」の千葉さんに協力をお願いしました。
ご協力いただいた「株式会社グランドテック」様
「株式会社グランドテック」はエクステリア・リノベーション・リフォーム工事のプランニングから施工まで請け負う群馬県邑楽町にオフィスを構える会社です。
そのグランドテックの代表であり、サーファーであり、僕のスケートボードの大先輩である千葉さんに今回コンクリート打設のノウハウを指南して頂きました。
千葉さん、ありがとうございます!
用意するもの
・コンパネ
・1×4材
・ノコギリor丸鋸
・セメント
・川砂
・砂利
・水
(セメント、川砂、砂利、水は作るカーブの大きさによって用意する量が変わります)
・コテ
・ハンマー
・ビス&ドライバー
・コンクリを混ぜる容器
・ショベル
Let’DIY
イメージを図面としておこす
まず、自分の頭の中でイメージしているカーブの形状を図面として描いてみましょう!
僕のイメージだとカーブの断面は、上辺に向かって細くなるテーパーがかかった台形だったので、台形の実寸サイズの断面図を描きました。
そして今回は軽自動車のラゲッジスペースにも積めるサイズにしたかったので、全長は150センチにしました。
コンパネと角材を使って型枠を作る
図面に描いた形状をノコギリなどを使ってコンパネから切り出し、端面の板を作ります。
それから全長分の長さの上辺・側面の部分の板も切り出します。(ホームセンターの木材カットサービスを利用すると楽です)
今回は1×4材を使って切り出したコンパネを固定するためのベースを作りました。
1×4のベースと切り出したコンパネを組み合わせて型枠を作ります。
型枠にコンクリートを流し込んだ際に、型枠が押し広がらないようにカーブの底面となる側に板を数枚とめて強化しておきましょう!
また完成したカーブを持ち上げる際に、指を引っ掛けられる部分を作りたかったので端面の板に適当な角材を打ちつけました。
セメントと骨材を混ぜる
セメントは単体では強度が弱いため、通常骨材を混ぜて使います。
材料となるセメントに川砂と、骨材となる砂利を混ぜます。
容器の中で水を少しずつ足しながらこれらを混ぜて適当な柔らかさにします。
型枠にコンクリートを流し込む
コンクリートと骨材と水が均等に混ざったら、型枠に流し込んでいきます。
流し込んだコンクリートを、コテを使ってならしていきます。
これによりコンクリートの中に混ざっていた空気が表面に浮き出てきます。しっかりとコンクリートの中の空気を抜いてあげることで、強度の高い&仕上がりのキレイなカーブを作る事ができるのです!
空気も抜けて、コテで表面がキレイに整えられたら、セメントと水が反応して固まるまで約2週間程待ちます。
ここでカーブ作りは一旦終了となります。
コンクリートが固まるまでの間、急激な乾燥等を防ぐため表面にビニールを被せておきましょう!
流し込んでから3日くらい経ったところで型枠ごと水に着けておくことで、より強度の高いカーブを作る事ができるようです。
型枠から取り出す
2週間経ったら、いよいよ型枠からカーブを取り外していきます。
型枠を止めているビスを外して、カーブを型枠から取り外せたら…
完成!!
DIYならば、自分のスラッピーカーブを育てられる
もし角のバリが気になるなら、使い古しのトラックのハンガーで擦ってバリをとってあげるといいかも!
このままワックスを塗ってゴリゴリとグラインドをしながらカーブを育てるのも良いのですが…
僕たちはちょっとだけこだわって、ペンキで着色&チームロゴのステンシルをしてみました!
ペンキを塗った事で滑りやすくなるのかは不明ですが、赤く塗ったカーブは海外にあるようなレッドカーブそのもの!
ひと手間加えた事でオリジナリティを発揮でき、気分も上がること間違いなしです!
皆さんも是非オリジナルのスラッピーカーブを作ってみてはいかがでしょうか??
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