フェイキービッグスピンショービットとは、フェイキースタンスでデッキを360°身体を180°同一方向に回転させるトリックです。
[やりすぎ完全解説]
TRICK VIDEO
スケーターレベル ★★
おしゃれ度3
危険度2
応用度3
こなれ感3
パンチ度2
[習得しておきたいトリック・スキル]
ショービット、フェイキーショービット
フェイキービッグスピンショービットとは
フェイキービッグスピンショービットは、
・フェイキースタンスでデッキを360°回転させる”フェイキー360°ショービット”
・身体だけを180°回転させる”ボディーバリアル”
を同時に行う”複合トリック”です。
初心者の方にお勧めの”複合トリック”
複合トリックと聞くと
「難しそう…」
と思うかもしれません。
しかしこのフェイキービッグスピンショービットは、危険度も低く、比較的簡単に習得できるので初心者の方にもオススメのトリックです!
初心者の方が最初に覚える”複合系トリック”の1つに入ると思います!
デッキの回転と同一方向に自分の身体が回るため、デッキの回転を目で追いやすく、しゃくりもかけやすいため、フェイキー360°ショービットができなくても習得できるトリックでもあります。
そのため、オーリーやポップショービットなんかと同時進行で練習するスケーターも多いです!
180系のトリックの後にフェイキースタンスからレギュラースタンスに戻す際に、さりげなくこのトリックを挟むことでちょっとした”こなれ感”を演出することができるでしょう!
How To フェイキービッグスピンショービット
・スタンス
ノーズ足はビスの少し手前、テール足はデッキのテール先端付近
・上体の向き
デッキと肩が平行が基本の姿勢、進行方向に顔を向ける
フェイキービッグスピンショービットの動作
1.フェイキーの基本スタンス
2.少しだけ腰を落として身体を浮かせるための”ため”をつくる
この時、先行動作として身体をショービットの回転方向とは逆にひねり、ボディーバリアルの勢いをつける
3.上体から伸びあがり、身体から先に回転を始める
4.身体の回転が90°に近づいたタイミングで、テールをしゃくりデッキに回転を加える
5.デッキが360°回転し、身体が180°回りきったところでデッキをキャッチ
6.着地後、膝のクッションを使い体勢を安定させる(トリック後はレギュラースタンスになる)
コツ・ポイント
フェイキービッグスピンショービットには、4つのコツ・ポイントがあります。
身体の軸をぶらさない・ノーズ足で進行方向に送る
デッキと身体を同時に回転させるこのトリックでは、それぞれの軸をブラさないことが重要です。
身体は、前かがみにし過ぎず、頭の位置も大きく変えないこと。
また、テールをしゃくると同時に、ノーズ足でもデッキを進行方向に送るように押し出してあげます。
こうすることでよりデッキがコンパクトに回転し、左右のブレも少なくなります。
テール足はテールから出さない&しゃくりすぎない
慣れてくるとある程度スタンスのズレを気にせずにトリックを行えるようになりますが、初めのうちは毎回同じスタンス・タイミングで回せるように心がけましょう。
スタンスのポイントは、テールのつま先をデッキから出し過ぎないこと!
テール足の位置がテール側のウィールに近いほどデッキの回転はコンパクトになり、しゃくる力も少なく済みます。
ポップさせない&コンパクトに回転させるよう意識する
今回は、デッキをポップさせない(浮かせない)ショービット回転でのフェイキービッグスピンの習得が目標です。
デッキ同様に自分自身もあまり高く飛ばないため、短い対空時間の中でデッキを360°回転させます。
そのため“デッキをコンパクトに回す”ことが最重要ポイントとも言えるでしょう!
軸とスタンスに注意してコンパクトな回転を目指してください!
身体から回転を入れる・足元のデッキの回転をよく見る
デッキを回転させる以上に身体を回転させるほうが、大きなエネルギーを必要とします。
身体を回転させるための先行動作として、膝を曲げた”ため”の状態で身体を回転と反対の方向に捻っておくと反動をつけやすいでしょう。
また、身体から先に回転を初め、90°に近い角度まできた時にデッキを回転させると空中姿勢に余裕が生まれます。
あとはデッキの回転を見極めてキャッチすればパーフェクト!
効率的に習得するには
まずは、フェイキースタンスでテールをしゃくりデッキを回転させることになれましょう。
最初は身体が180°、デッキが360°回りきらなくてもOK!
デッキの回転に慣れてきて足元のデッキの動きが目で追えるようになってきたら、キャッチに挑戦しましょう!
ここでもデッキと身体は完全に回りきらなくても問題ありません。
ポイントは、デッキと身体の動きのリズムを覚えること!
最後は、デッキが360°回りきるようにしましょう。
キャッチの瞬間にテール足からキャッチすると、ノーズ足のコントロールでデッキの足りない回転分を補い360°回しきることができます。
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