スケートボードを始めると付きまとう「転倒」という二文字
車輪の付いた板に乗って滑るので、転ぶことは日常茶飯事です。
どんなにスケートが上手い人だって、転ぶときは転びます。
例えば、オリンピックの選手をはじめとするスケートのプロ。
高さのあるステア(階段)を飛び降りたり、ハンドレール(手すり)を攻めたり・・・
ものすごい滑り方をしていますが、すべて初チャレンジで成功したという人はいないでしょう。
スタントさながらのライディングを得意とするプロスケーターであっても、何度も練習をして、何度も転んでいるはず。
しかし、転ぶたびに毎回大怪我をしている訳ではないです。
(もちろん怪我する時もあるけどね!)
その理由は、単に身体が丈夫なわけではなく『転び方』が上手いから!
という訳で、今回の記事では
・スケートボードの「上手な転び方」
を解説していきます。
スケートボードを始めたばかりなら、転ぶ回数も多いです。
本来であれば、転び方というのは1番最初に教わってもいいはず!
転ぶたびに毎回怪我をしていたら、きっと楽しくないし、スケートするのがイヤになっちゃう事もあるからね!
是非ぜひ、スケートボードを始めたばかりの方は特に参考にしてみてください。
上手な転び方は、5つのポイントに分けられる
スケートボードにおいての上手な転び方は、5つのポイントに分けられます。
・転倒の衝撃は”受流す”べし!
・手だけで受け止めようとするべからず!
・頭と背中は死守するべし!
☆汚したくない服は着るな!
・やっぱり準備運動は大事!
YouTubeやテレビなどでスケートボードのプロの滑りを見ることがあったら、これらのポイントを意識して”転び方”に注目してみるのも良いでしょう!
では、一つずつ簡単に解説していきますね!
転倒の衝撃は”受流す”べし!
転倒の際に、身体が路面に叩きつけられて受ける衝撃を横方向に受け流しましょう!
そうすることで、ダメージを少なくする事ができます。
この受け流す方法とは、つまり”転がる”ことです。
転ぶ瞬間に足から接地して、膝のクッションを使いつつ身体の側面を使い衝撃を分散させるように転がるのがベスト!
足から着地することで受け流す体勢が作りやすくなるので、可能な限り足からの着地を目指しましょう。
手だけで受け止めようとするべからず!
転倒の衝撃は、手だけで受け止めないようにしよう!
手を”上手に使って”衝撃をやわらげる事も重要ですが、手だけですべての衝撃を受け止めようとしてしまうと、最悪の場合骨折してしまう場合もあります。
手のひら→ひじの側面→肩 とエネルギーを逃がすことで上半身へのダメージを軽減しましょう。
頭と背中は死守するべし!
頭と背中は、絶対に守りましょう!
頭と背中(脊椎)は人間にとって最も重要な部分になります。
これらに大怪我を負ってしまうと、スケートを続けることはおろか、最悪のケースとして後遺症を残してしまう可能性がありますからね。
頭を守る方法として1番簡単なのはヘルメットをかぶることです。
特に骨格の完成していない子供には、必ずヘルメット(あとプロテクターも!)の着用をお願いします!
汚したくない服は着るな!
最初の内は、汚れたり破れたりしたくない服で滑るのは、なるべく避けましょう!
これは結構盲点になる部分です!
転がってダメージを軽減する転び方をするとどうしても服が汚れたり、穴があいたりしてしまいます。
お気に入りの服を汚したくないあまり、上手く受け身が取れず怪我をしてしまっては元も子もないですよね!
転ぶこと前提で、ボロボロになっても諦めがついて、かつ動きやすい服でスケートするのがベストです。
スケートをする時は、安くて&古い服を着て「服がボロボロになるのは勲章」という気持ちを持ちます。
そうすると、バッタをモチーフにした某ライダーのような受け身を習得することが出来るよ!
転び方すらアートにしていこう!
やっぱり準備運動は大事!
最後に超基本的なことですが、準備運動はとても大切です!
運動前に準備運動やストレッチをして身体をほぐしておくと、ケガのリスクを減らす事ができます。
また、体が温まることで、スケートもパフォーマンス向上にも繋がります。
特にスケートで負担のかかる部分(アキレス腱やハムストリングス、足首etc…)は、しっかりとストレッチをやっておきましょう!
まとめ
今回は上手な転び方のポイントを5つ紹介してみました!
基本的な事が多いですが、この記事の清書をしているゆーた(HVSBの初心者)からすると、
「汚したくない服は着るな!」
は、本当に参考にしてほしいです!
たまーにかっちょいい服を着て滑ると、受け身の入り方が悪くなるというのは実体験ですから笑
転んでケガしがちな人は、ぜひ参考にしてみてください!
それからもう1つ。
長時間のスケートで疲れがたまっていると、転倒しやすくなるうえに受け身などの回避行動もとれなくなってきます。
実際、HVSBのナヲは連日スケートをして疲れが溜まっている身体で無理して滑っていた結果、骨折してしまうという経験をしました。
『なんだか疲れてパフォーマンスが落ちてきたな〜』
と感じたらケガをしない為にも追い込まず、まったりスケートに切り替えるのも良いですよ!
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