スケートボードを楽しむうえで”怪我”は付き物であると言えるでしょう。
僕もスケートで転んで、擦り傷やあざをつくることがよくあります。
もはやちょっとした擦り傷や打撲なんかは、怪我のうちには入らないと思っていますが‥
すねに板が当たった時! あれは痛いですよねぇー!笑
痛すぎてぴょんぴょん跳ねまわるのはあるあるかな? それとも僕だけでしょうか?
怪我の種類でも生傷をあまり作りたくないと思うなら、ヘルメットなどのプロテクターを活用するのがベターです。
スケートで打ちやすい部分(膝や肘、手のひら)などを守ることができるので、格段に怪我のリスクを減らすことができます。
しかし、プロテクターを着けていても防げない怪我というものがあります。
それは関節や筋肉系のケガです。
こういった怪我をすると、数週間から数ヶ月まで長引く事も・・・
せっかく始めたスケートボード。
怪我をしてできなくなるなんて一番嫌ですよね?
それを解決させるのが、ストレッチです。
スケボー前に行う事で、パフォーマンスの向上にもつながります。
そこで今回は、
・よく起こる怪我
・5分程度でできる最低限のストレッチ
を紹介していきます。
大きな怪我をしない事は、スケボーが上手くなる事と同じくらい大切です。
快適なスケートライフの為に、しっかり行いましょう!
一番多い怪我”ぐりっちょ”
スケボーで一番多い怪我は、足首を無理な角度で捻ることで起きる”ぐりっちょ“でしょう。
スケートをしない人や初めたばかりの人には、なかなか聞き慣れない名前かもしれませんね。
“ぐりっちょ” とはスケーター用語で、足首の捻挫のことを指します。
なぜ”ぐりっちょ”と呼ぶのかというと‥ 実際に経験するとわかると思います(^_^;)
「あぁ‥ これ”ぐりっちょ”だ‥」と
“ぐりっちょ”と呼び始めた先人のネーミングセンスには脱帽ですね。
そんなキャッチーな名前の”ぐりっちょ”ですが、実はかなり厄介です。
程度にもよりますが、1度ぐりっちょすると足首が気になって思い通りのスケートができないどころか、完全に治るまで数週間~数ヶ月かかることもあるんです。
しかも治りきらないうちに滑ると完治まで長引いたり、悪化したり・・・(同じところをまた”ぐりっちょ”!なんてことも)
ぐりっちょした足首が回復する間、スケートを休まなくてはいけなくなるので、上達を目指すスケーターにとってはかなりストレスとなるでしょう。
「スケート上達に1番重要なのは”ぐりっちょ”などを含め、できるだけ怪我をしないこと」
かもしれません。
滑る前に最低限のストレッチ
完璧に無くすことは難しいけれど、怪我のリスクを減らすことは可能です。
その為には準備運動でスケートをする前に、負担のかかる筋肉や腱をあらかじめほぐしてあげることで、怪我をしにくい身体にします。
またストレッチにより筋肉も温まり、運動のパフォーマンスが向上するというメリットもあります。
スポーツ選手が試合前にするウォーミングアップと一緒ですね!
「最初はゆるめに滑るから大丈夫っしょ!」
僕自信もスケートパークにやスポットに着くと、早く滑りたい気持ちに負けて、ろくに準備運動もせずスケートをすることが多かったと思います。
幸いにも大きな怪我に見舞われたことはありませんでしたが‥(腕の骨折くらい)
しかし大人になった今では、
「怪我のリスクも抑えてパフォーマンス向上も期待できるなら、やるしかない!」と、ちゃんとストレッチをするようにしています。
そうはいっても、5分程度でできる最低限のストレッチです。
誰でも出来ますので、ぜひ毎回実践しましょう!
足首のストレッチ
“ぐりっちょ”でお馴染みな足首の捻挫を防ぐために、足首を柔らかくしておきましょう。
左右片方ずつ、座ってできる場合は足を手で掴んで円を描くように回します。
10回程度回して今度は逆回転で10回。
さらに反対側の足も、同じように足首をぐるぐる回します。
立ってやる場合は、片足ずつつま先を立てて回します。
スケーターにとって一番怪我しやすい部分なので、入念にやるなら2~3セットやりたいところです。
アキレス腱のストレッチ
まずアキレス腱は、オーリーの着地など下半身にかかる衝撃を緩和してくれるという役割があります。
瞬間的に大きな負荷がかかると、炎症や最悪断裂を起こすことも!
一旦痛みが出ると治りずらい場所でもあるので、ここもしっかりとストレッチして、柔らかくしておきましょう。
まず立った状態で片足を一歩前に出します。
前に出した足の膝をゆっくりと曲げ、後ろの足のふくらはぎからアキレス腱が伸びるのを感じながら10秒キープ。
その後もう片足も同じ様にアキレス腱を伸ばします。
こちらも入念にやるなら2~3セットやりましょう。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスは太もも裏の大きな筋肉です。
股関節運動を補佐する役割をもっており、スケートで酷使される膝の動きや足腰の動きをサポートしてくれます。
肉離れの防止に加え、運動パフォーマンスの向上の為に、スケートの前にしっかりとストレッチしてあげましょう!
まず、立った状態から息をゆっくり吐いて前屈をします。
この時膝を曲げないようにし、つま先に体重をかけるように意識しましょう。
ももの裏の筋肉が伸びるのを感じながら10秒キープします。
これも入念にやるなら2~3セット繰り返しましょう。
ストレッチで、予防とパフォーマンス向上へ
・アキレス腱のストレッチ
・ハムストリングのストレッチ
この3つが、スケートをする前にいつもやっているストレッチになります。
本当なら、もっと多くの部分をしっかりと時間をかけてストレッチしたほうが、効果が高いと思います。
ですが、今回は「最低限やるべきストレッチ」ということで下半身のみの簡単なやり方を紹介しました。
もちろんストレッチをしたからといって絶対怪我をしなくなるわけではありません。
しかし
・怪我のリスクの低下
・パフォーマンスの向上
この2点が見込めるのであれば、是非やるべきです。
「身体に対する5分程度のちょっとの気遣い」で、できる限り怪我を防いで大好きなスケートをいつまでも永く楽しみましょう!
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