スケートボードを楽しむうえで、ボードとスケーターとの接点である“シューズ”は重要なギアの1つです。
しかし、デッキに貼られたヤスリ状のテープ(デッキテープ)が直接触れるため、
・ボードに乗れば乗るほど
・トリックをすればするほど
シューズは消耗していきます
そんなスケートシューズ、みなさんはどんなタイミングで交換していますか?
ソールがすり減った時?
アッパー(表面の部分)が破れた時?
補修を重ねて、どうしようもなくなるまで使い倒す?
様々だと思います。
自分でなんとなく決められればいいですが、
「スケシューの交換のタイミングって、結構難しくない!?」
このように思う方も、非常に多いです!
スケシューの交換のタイミングって、本当に難しいんですよね。
初心者企画をやっているゆーたくんも、スケシューの交換のタイミングが分からず、ボロボロになっております。笑
僕自身(フィルマーなお)もかつて、シューグーを駆使することで半永久的にシューズを再生して使用できると思っていた時期がありました。笑
しかしシューグーによる補修にも限界がある事が分かり、現在は自分なりのサイクルでシューズを交換するようになりました・・・
そんなわけで今回は、
・スケシューの消耗しやすい場所・影響
・おすすめ補修方法
・シューズの交換のタイミング
について書いていきたいと思います。
スケシューを適切なタイミングで交換することで、パフォーマンス向上やけが予防にも繋がります。
是非、参考にして下さい。
消耗しやすい場所
まず、スケシューの消耗をしやすい場所を見てみましょう。
人によってボードコントロールをするときの足の使う位置が微妙に違ったりしますが、消耗する場所は大抵同じだと思います。
一カ所目は、足の小指の付け根付近のアッパー部分です。
オーリーの様にデッキを擦りあげるトリックを多様するようになると、めちゃくちゃ擦れてしまいます。
スウェードやレザーならともかく、キャンパス生地だったりするとあっけなく穴が空いてしまいます。
二カ所目は、ソール部分です。
特にボードに乗ったときに重心が集中する、つま先の周辺が消耗しやすいです。
トリック前とかにスタンスを直すときも、テープのうえでグリグリやったりしますから消耗するわけですよね。
シューズの消耗による影響
では、スケシューの消耗が進んでくると、どのような影響を及ぼすのでしょうか?
・シューズ全体のホールド感がなくなる
アッパー生地のへたりやステッチが擦り切れたりシューレス(靴紐)が切れることで、足のホールド力が無くなってきます。
ホールド感がなくなると、ボードの操作感も損なわれる原因になります。
・アッパーに穴があく
オーリーなどのトリックで擦れる箇所に、穴が空いてきます。
そのまま滑り続けていると靴下にも穴が空いて、さらには足に怪我をすることも!
・ソールのグリップ力が無くなる
ソールが削れてペタペタになると、ソール本来のグリップ力が無くなりデッキの上でのスタンスが安定しなくなるなどのデメリットがあります。
・ソールのクッション性が下がる
ソールが薄くなる事で、本来のクッション性も失われていきます。
もちろんインソールにもクッション性はありますが、アウトソールが薄くくにゃくにゃになってしまう事で怪我のリスクが増えます。
・見た目が汚くなる
使い込むほどに見た目も劣化していきます
そのままファミレスなんかに行くと『こいつ、ちゃんと金持ってんのか?』と心配される可能性も!?
このように、スケシューを使い込むほどデメリットが増えてきます。
劣化したシューズを履き続けることで操作感の悪化や怪我のリスクも増えてくるので、ある程度履いたらシューズの交換の必要が出てきます。
愛用者多し!シューグー!
滑れば滑るだけ消耗していくシューズ・・・
消耗したシューズは交換してしまうのが手っ取り早いですが、シューズだって決して安い物ではありません。
簡単に買い替えれないスケーターだって、たくさんいるはず!
(もちろん僕もです!)
そんなスケーターの強い味方が”シューグー”です!
このシューグーを消耗した部分に塗ることで、補修と同時に補強ができるので結果的にシューズを長持ちさせることができるのです。
※こちらの記事では、シューレス(靴紐)の補強方法も紹介しています。
シューグー補修も限界があるよ!
シューグーは今でも愛用していますが、使用する中で感じたデメリットもあります。
・シューグーで補修した箇所の見た目があんまり良くない
・ソールの補修には向かない
こちらの2点です。
見た目に関しては、シューグーを塗る事で頑張ってる感が出ます。
そもそもスケシューは、ボロボロになるものです。
若い子ならシューグーを塗ってOKなんだけど、自分のようなアラサースケーターだとちょっと恥ずかしいです!(;´Д`)
シューグー鬼盛りのシューズを履いてコンビニに行くくらいならギリ平気だけど(それも微妙か・・・)、そのまま食事に行くのは正直抵抗を感じますね。笑
ソールの補修に関しては、”スケシュー”に対しては、あまり向かないと感じています。
シューグーのパッケージには、擦り減ったソールの肉盛りにも使えると記載があります。
僕もかつては、スケシューの擦り減ったソールを補修して、無限に再生して使っていた時期がありました。
しかし固まったシューグーが路面の小石を拾ってしまい、その状態でデッキに乗ることでデッキテープが傷ついてしまうという事がたびたび起こりました。
足裏に小石が付いているとジャリジャリが気になるばかりかデッキの操作性も悪くなるので、現在はソールにシューグーを使用していません。
スケシューではなく普段履きのシューズならさほど気にならないかもしれないので、パッケージに書いてある通りソールの補修に使っても良いかもしれませんね。
交換のタイミング
スケシューの
・消耗しやすい場所
・影響
・補修や補強
これらを総じて結論を出すと、
僕が思うスケシューの寿命は・・・
『ソールがダメになったら』
これです!
アッパーの補修による見た目の悪さは妥協点として、ソールが生きているうちはアッパーをシューグーで補修して、使えるうちは使っていくのが良いでしょう。
しかし、現在はソールは補修不可能ということで割り切っているので
ソールの寿命=シューズの寿命
と考えています。
ちなみにMattyにもシューズの寿命を聞いてみたところ…
『ソールがダメになったら交換』というところは一緒でした。
加えてソールとは別に、『つま先付近のキックフリップで擦れる部分がダメになったら交換する』という意見でした。
キックフリップをやっているとつま先のアッパー部分が削れてくるのですが、シューグーを使って補修をするとフリップ回転のかかり方の感覚がだいぶ変わってしまい調子が悪くなるんだとか!
だからオーリーで擦れる部分は補修して使えるうちは使うけど、つま先部分にはできるだけシューグーは使いたくないと思っているらしいです
そんな感じなので、彼のシューズの交換サイクルは僕より短めです。
まとめ:ソールとアッパーのつま先に注目しておこう
今回はスケーターの皆さんも結構悩みどころの
・スケシューの交換のタイミング
について書きました。
スケートのパフォーマンスに与える影響や、補強・補修の出来る場所を考慮すると
「ソールがダメになったら、交換。キックフリップをやるなら、つま先のアッパーが削れてダメになっても交換」
という結論が出ました。
バッチリ結論は出ましたが、もちろんタイミングはこれに限ったことではありません。
スケートスタイルやボードコントロールの感覚、シューズに求める性能、そして経済状況もそれぞれスケーターによって違いますからね。
しかし、使い込むほどにシューズが劣化していくのは避ける事ができないことであり、劣化したシューズではボードの操作感も損なわれてしまうためスケートの質を下げてしまうことにもなりかねません。
また、シューズが原因でスケート中怪我をしてしまっては、元も子もないですからね。
もし『スケシューの買い替え時期がわからない』という人がいたらこの記事がシューズの交換のタイミングを考える際のヒントになれば良いなと思います
怪我を防いでスケートを楽しみましょう!
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