スケートボードのデッキ交換の「タイミング」を計る4つのポイント

メンテナンス
この記事は約7分で読めます。

デッキはスケートボードの「顔」とも言えるパーツであり、スケートを続けていく上で最も交換頻度の高いパーツでもあります。

そんなデッキですが、皆さんはどのタイミングで交換していますか?

 

割れてしまった時?
テールが削れてしまった時?
もしくは、交換なんてしたことない?

色々な方がいると思います。

 

一般的にデッキの交換のタイミングは、テールが消耗して弾きが悪くなってきたら交換というのが定説です。

だけど実際のところは、テールが減ってきても乗れちゃいますよね。

 

こんな感じで、デッキを交換するタイミングって、結構難しいんですよね。

デッキはスケートパーツの中でも、交換のタイミングがあやふやなパーツでもあります。

 

そこで、今回の記事では
・デッキの交換時期の目安になる「チェックすべき4つのポイント」
をまとめてみました!

もちろん、デッキの交換のタイミングは人それぞれでも良いと思います。

しかし、

「ずっとデッキを使ってるけど、まだ大丈夫なのかな?」

「デッキも交換が必要なの?」

「割れる以外、交換のタイミングなんてあるの?」

という疑問をお持ちの方は、是非今回の記事を参考にして下さい!

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デッキの交換の目安となる4つポイント

交換のタイミングが分かりにくい、スケボーのデッキ。

タイミングを計る時に見るべきポイントは、4つあります。

・テールが削れ過ぎている
・デッキの弾きが悪い
・デッキが欠け(チップ)ている
・ヒビが入っている・割れている

 

一つ一つ、見ていきましょう。

テールが削れ過ぎている

1つ目のポイントは、テールの削れ具合です。

 

オーリーなどのテールを弾くトリックを行うと、路面と直接触れるデッキのテール部分(またはノーズ部分)は、どんどん削れていきます。

削れたテールは薄くなり、弾きも悪くなってきます。

 

しかし、その状態でもオーリー等が全くできなくなるわけではありません。

ただ、テールを弾いたときに地面に接する部分が”点”ではなく“面”になることで、弾いたとき、しゃくった時の感覚も変わってきてしまうのです。

その状態で練習を続けると、トリック習得の妨げになってしまう可能性があります。

 

テールが画像の様にかなり削れてしまった場合は、交換のタイミングと言えます。

デッキの弾きが悪い

2つ目のポイントは、デッキの弾き具合です。

 

スケートボードのデッキの大半は木製であるため、素材の性質上水分を吸い易いです。

水分を吸った(湿気た)デッキは重く、弾きも悪くなります。

 

オーリーをはじめとしたテールを弾いて行うトリックをやる場合、湿気て弾きの悪いデッキだとストレスになりますし、実際かなり気になります。

 

見極め方としては、

[通常の弾きの良いデッキを地面で弾いた場合]
「カンッ!」や「コンッ」!といった小気味よい音がし、板のもつ反発力によってしっかりと浮き上がろうとします。
[水分を吸って湿気たデッキを地面で弾いた場合]
「ボスッ」とか「ドスッ」っとこもった音がし、デッキの反発力が弱くなるため、弾いたときの浮き上がりが弱くなります。

 

少し感覚的な話になってしまいましたが、このように弾き具合が悪い場合は交換のタイミングと言えます。

長期間ボードを使っていない場合でも空気中の水分を吸ってしまうため、徐々にデッキは劣化していってしまいます。

デッキが欠け(チップ)ている

3つ目のポイントは、デッキの欠け(チップ)です。

 

デッキの側面(レールと呼びます!)を強く打ち付けるとデッキの一部がバリッと剥がれたり、めくれてしまう事があります。

 

特にフリップの練習を始めたあたりから、デッキのチップに悩まされる人も多いのではないでしょうか?

ちょっとしたチップ位なら滑りにはあまり影響はありませんが、デッキの剥れた部分がささくれるので、ピックアップ(デッキを手に取る)の時など意外と気になるんです。

 

下ろしたてのデッキがチップすると、まじでテンションが下がります。

 

このように、デッキのチップも交換のタイミングの判断に入れて良いでしょう。

他の交換のタイミングと、合わせて判断するのも良いですね。

ヒビが入っている・割れている

4つ目のポイントは、デッキのヒビ・割れです。

 

デッキを至近距離で良く見てみると、小さなヒビが走っている事がよくあります。

特に、トラックホール(トラックをとめるボルトの穴)付近に起きやすいです。

 

ヒビの入り方には程度があって、表層のプライが軽くヒビ割れているくらいならさほど気にするレベルではないでしょう

しかし、表層だけでなく完全にデッキにヒビが入ってしまっているなら、何かの拍子にその部分から割れる可能性大なのでデッキの交換を考えましょう。

 

もしトリックの最中にデッキが割れて、それが原因で怪我をしてしまっては悔やんでも悔やみきれませんからねっ!
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まとめ:4つのポイントを”物差し”にしよう!

今回は、
・デッキの交換時期の目安になる「チェックすべき4つのポイント」
をまとめました。

[テールが削れ過ぎている]
→感覚が変わり、トリック習得の妨げになってしまう
[デッキの弾きが悪い]
→湿気により、デッキの反発力が弱くなる
[デッキが欠け(チップ)ている]
→ピックアップの時などに気になる
他のタイミングと合わせて判断がGOOD
[ヒビが入っている・割れている]
→デッキが割れて、怪我をしてしまう可能性がある

まとめると、以上が交換をする4ポイントになります。

 

今回ポイント分けはしましたが、「デッキが消耗したらすぐ交換」というのは、現実的な話ではないですよね。
(プロスケーターか、強力な経済力をもつ人なら別か!^^;)

テールが減っていたり、チップしていても、人によっては「またまだ使えるぞっ」て人も居ます。

僕が中学生の頃はテールが真っ平らになるまで使い倒してたし、なんならテールとノーズを逆にして使ったりもしていました笑

 

スケーターによって、スタイルも違えばデッキへのこだわりも違い、経済状況も千差万別。

そこを加味すると、デッキの交換のタイミングに“正解”はありません。

 

ただ、「交換のタイミングを計る物差し」は必要です。

そこで、今回紹介した4つのポイントは、物差しとして使っていただけたら幸いです。

この記事を参考にしてチェックをして頂いた上で、
“デッキの弾きや乗り心地が自分の妥協できるレベルを超えたタイミングが、交換時期である”
という事を結論とします。

 

もちろん気分を一新する為、モチベーションアップの為にデッキを変えてみるのもアリですよ!

 

また、余談ではありますが、経済的な問題でデッキの交換が難しいのであれば、
・ブランドのデッキより安価な”ブランクデッキ”を使う
・テールの消耗ならば補修をする
という事も手です。

 

特に、ブランクデッキの使用はおススメです!

ブランクデッキとはグラフィックの描かれていない素のデッキの事ですが、物によってはブランドのデッキをプレスしている会社で作られているものもあります。

僕もラップ塗装ステンシルス塗装などで”オリジナルデッキをDIY”する素体として、よくブランクデッキを購入して使っています。
(もちろん経済的な理由でもねっ!)

 

また、ブランクデッキには高品質なものや、逆に粗悪な物もあるので、いろいろ使ってみないと分からないという難しさがありますが、気に入った物が見つかれば非常にコスパに優れたデッキになるでしょう。

デッキの交換と上手に付き合いながらスケートを楽しんでいきましょーう!

 

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