スケートボードのウィール交換の「タイミング」を計る3つの消耗ポイント

メンテナンス
この記事は約8分で読めます。

ウィールは、乗り心地やトリックのしやすさを左右する非常に大切なパーツになります。

しかし他のパーツと同様に、乗れば乗るほど消耗していきます。

そんなウィールですが、皆さんはどのタイミングで交換していますか?

・滑りが悪くなってきた時?
・トリックがやり辛くなってきた時?
・もしくは、交換したことない?

 

基本的に交換のタイミングは、ウィールの削れて小さくなってトリックがやりにくくなったら交換という場合が多いです。

 

しかし、ウィールが小さくなってもスケートボードは進みます。

その為、ウィールの変化というのは非常に気づきにくい!

頻繁に乗っていればなおさらです!

ちなみに、消耗しきったウィールのまま乗っていると、路面の凹凸の影響を大きく受け、トリックの上達の妨げにもなってしまいます!

 

「何か、ウィール交換するタイミングの目安があればな・・」

と感じる方もいるでしょう。

 

そんなあなたの為に!

今回の記事では、
・ウィール交換の目安になる3つの消耗ポイント
を紹介します!

 

「ウィールって交換したことない!」

「そういえば最近、トリックがしにくい!」

そんな方は、是非参考にしてみて下さい!

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ウィール交換の目安となる3つのポイント

ウィールの消耗度合いは、
・路面が綺麗なコンクリートパークや室内パークでは、消耗度合いが低い
・屋外のアスファルト路面では、消耗度合いが高い
など、滑る環境によって変わってきます。

そんな、人によって消耗にバラつきが出るウィール。

 

交換を検討する為に見るべき消耗ポイントは、3つあります。

・直径が小さくなる
・パンクする
・フラットポイントができる

一つ一つ、見ていきましょう。

直径が小さくなる

1つ目のポイントは、ウィールの直径が小さくなるという事です。

ウィールを長時間使用していると、路面との摩擦によって、少しずつですが直径が小さくなっていきます。

 

これが個人的な見解で言えば、交換が必要になる1番の原因です。

理由は、直径が小さくなるにしたがって、トップスピードが遅くなり、路面の凹凸の影響を受けやすく安定感が損なわれる為です。

 

他のパーツにも言える事ですが、「スピード」「安定感」は、ストリートボードでトリックを行う上で、非常に大切なポイントです。

 

また、ウィールのシェイプ(形状)が変わってしまうので、地面との接地面積も変わり、滑っている感覚も変わってしまいます。

 

 

では、どのくらい小さくなってきたら交換するかというと、直径5mmくらい削れてしまったら、限界でしょう。

 

僕はトリックをガンガン練習するタイプなので、ストリートボード用には52mmのウィールを使っています。

5mm削れたら「47mmのウィール」という事になりますからね。

47mmなんて、よほど物好きな方しか買わないサイズです。

 

 また5mm以上削れてしまった後の交換だと、新品ウィールのサイズとのギャップが大きくなります。
数日滑れば慣れてきますが、慣れるまではデッキの高さが変わってしまうので、テールヒットのタイミングがずれたりと違和感があります。

 

直径5mm程度ウィールが削れてしまった場合は、交換のタイミングと言えるでしょう。

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パンクする

2つ目のポイントは、ウィールがパンクするという事です。

スケートボードのウィールでは、ウィール表面が「えぐられて欠けてしまう」「偏って削れてしまう」状態の事を“パンク”と呼びます。

 

アスファルトのような凹凸の多い路面などで、ウィールの耐久性を越える摩擦がかかった時に発生しやすいです。

パンクをすると、ウィールの凹凸による”滑り心地の違和感”が出てしまいます。

 

パンクが原因となる交換は、普段どのような場所で滑るかによって判断が変わります。

 

普段、コンクリートのパークや室内パークなどの“ツルツルな路面”で滑っている方
→パンクの凹凸が気になり易く、気になる場合は交換の一つの目安にはなるでしょう。
普段、アスファルトのような“凹凸の多い路面”で滑っている方
→パンクの凹凸が気になりにくく、交換をしないという判断もできます。
しかし、アスファルトでも”明らかな違和感”を感じるようなパンクであれば、交換をお勧めします。

 

パンクは、近所の公園や駐車場などのアスファルト路面で滑ることの多いスケーターには、悩ましい問題です。

しかし、交換の判断は”滑る場所”によっても変わってきますので、交換の一つの目安として覚えておきましょう。

フラットポイントができる

3つ目のポイントは、フラットポイントができるという事です。

フラットポイント(フラットスポットともいう)は、ウィール表面が路面との摩擦によって一部分が平らに削れてしまう症状のことを指します。

 

通常、進行方向に向かって真っ直ぐ滑走していればこのフラットポイントは発生しません。

しかし、パワースライドやドライブといったウィールを進行方向に向かって直角に滑らせる動作では、ウィールに大きな摩擦や負担がかかり平らに削れてしまうことがあります。

 

フラットポイントができてしまうと、ウィールが路面に対して均等に接地しないためカタカタと異音がする事に加え、乗り心地にも悪影響があります。

 

フラットポイントが原因となる交換も、パンクと同じように普段滑る場所で判断が変わります。

パークなどの“ツルツルなコンクリート路面”
乗り心地が顕著に悪くなる為、交換の一つの目安になる。
公園や駐車場などの“凹凸が多いアスファルト路面”
→あまり気にならない事が多く、交換をしないという判断も出来る。
しかしパンクと同じく、アスファルトでも”明らかな乗り心地の悪化”を感じるフラットポイントであれば、諦めて交換をお勧めします。

 

特に”ツルツルなコンクリート路面”で滑る方にとっては、交換の一つの目安になるでしょう。

コンクリートパークや室内パークでは、フラットポイントの異音は想像以上に大きいです。
結構恥ずかしかったりするので、そこも注意です。笑
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まとめ:滑る場所によって、替え時が変わる

今回の記事では、
・ウィール交換の目安になる3つの消耗ポイント
を紹介しました。

1つ目は、ウィールの直径が小さくなるという事。
→直径が小さくなることで、トップスピードが遅くなり、路面の凹凸の影響を受けやすく安定感が損なわれる。
直径5mmくらい削れてしまったら、交換しましょう。
2つ目は、ウィールがパンクするという事。
→パンクをすると、ウィールの凹凸による”滑り心地の違和感”が出てしまう。
・コンクリートなど”ツルツルな路面”で滑っている方は、交換の一つの目安にしよう!
・アスファルトなど”凹凸の多い路面”で滑っている方は、明らかな違和感を感じたら交換をお勧めします。
3つ目は、フラットポイントができるという事。
→フラットポイントができると、カタカタという異音に加え、乗り心地に悪影響が出る。
・”ツルツルな路面”で滑っている方は、乗り心地が顕著に悪くなる為、交換の一つの目安にしよう!
・”凹凸の多い路面”で滑っている方は、“明らかな乗り心地の悪化”を感じたら、諦めて交換をお勧めします。

まとめると、以上が3つの消耗ポイントになります。

 

交換のタイミングに正解というのはありませんが、僕の個人的な見解でいえばパンクやフラットポイントよりも、直径が小さくなってしまって交換する場合が1番多いです。

トリックもやり辛くなりますからね。
また、小さいまま使い続けた場合に起こってしまう”新品に変えた時のサイズのギャップ”が一番嫌なんです。

 

しかしこれは、僕自身アスファルトのような凹凸が多い路面でスケートをすることが多いから。

コンクリートのようなツルツルの路面でスケートをする方は、「パンク」「フラットポイント」の方が気になる方もいらっしゃるでしょう。

 

このように、ウィールの交換のタイミングについては、かなり個人差があります。

加えて目に見えて消耗が感じられるデッキなどのパーツと違い、ウィールは替え時が分かり辛いです。

しかしスケートをすればするほど、徐々にですが確実に消耗していくパーツであることは間違いありません。

 

是非ウィールに消耗を感じた時は、今回紹介した3つのポイントを参考にしていただければと思います。

 

 

また耐久性に着目すると、価格は高いですが、耐摩耗性に優れた高品質ウレタンという素材を使用したウィールも人気です。

例えば
・スピットファイアのF4
・ボーンズのSTF
など

しかし、必ずしもこれらのウィールが”パンク”しないかというと、そうでもありません。

ですが、しっかりと「高いなりの理由」も感じられます。

高いウィールと安いウィールの違いについても記事を書いていますので、合わせて参考にしてみてください!

 

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