【スケボーパーツを買う前に】初心者には遅いベアリングの方が良いって本当?

知識(パークデビュー後)
この記事は約7分で読めます。

皆さん、スケボーのパーツなどを買う時、どんな事を参考にしますか?

・ショップ店員さんからの情報
・スケーター仲間からの情報
・インターネットからの情報

様々だと思います。

今はネットで検索する方も多いのでは無いでしょうか?

僕もよくネットで検索をして、いろいろな人があげているレビューなどを参考にしています。

 

しかし以前スケートボード関連のサイトを見ていると、初心者向けの記事の中でこんな事が書かれていました。

 

「初心者には速いベアリングは危ないから遅い方が良い」

 

もちろん、いろいろな意見があるとは思いますが・・・

 

自分の周りにもし

「初心者だから遅い方が良いのかな…」

って迷ってる人がいたらこうアドバイスします。

 

「めっちゃ速いやつにしちゃいなよ、楽しいからっ!」

ってね!

 

という訳で、今回の記事は、
・「遅い」「速い」ベアリングとは何か?
・初心者はどんなベアリングを使ったら良いのか
・なぜ初心者は遅いベアリングを勧められるのか
・グリスベアリングは必要ないの?
を、当ブログで様々なパーツをレビューしているフィルマー(撮影)担当のナヲが解説していきたいと思います。

 

「ベアリングをこれから買いたいな!」

そんなタイミングの方は、是非参考にしてみてください!

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「遅い」「速い」ベアリングとは何か?

まず初めに、「遅いベアリング」と「速いベアリング」の差は何なのかを解説します。

 

ベアリングというのは、ウィールに組み込むことで路面との摩擦抵抗を減らし、スムーズにスケートボードを滑走させるためのパーツです。

一般的にベアリングを「速い」や「遅い」と表現したりしますが、人力で進むスケートボードですから瞬間的なトップスピードはそこまで大きく変わりません。

 

では、「速いベアリング」と「遅いベアリング」一体違いが何なのかというと
“初速の軽さとスピードの持続性”
にあると思います。

 

「速いベアリング」と言われているのは
“回りだしが軽く、プッシュを止めても惰性でしばらく回り続けてくれるベアリング”
を指していると思って良いでしょう!
「遅いベアリング」と言われるのは、その逆で
“回りだしが重く、プッシュを止めると早い段階で止まってしまうベアリング”
と言えるでしょう。

 

この初速の軽さとスピードの持続性が、「速い」と「遅い」の差になってきます。

初心者はどんなベアリングを使ったら良いのか

では、初心者はどんなベアリングを使ったらいいか?

僕の意見は
“上級者でも初心者でも、使うベアリングは回転性能の良い物に越したことは無い”
という事です。

 

何故そのような意見なのかというと、

回転性能の良いベアリングを使うことで、1プッシュ(地面一蹴り)で進める距離が長くなる
“自分の欲しいスピードをキープする”事が出来るから。

 

“自分の欲しいスピードをキープする”という事がどのようなメリットをもたらすかというと、

例えば

・プッシュで進みながらトリックを入れる場合、スタンスを整えトリックのモーションに入る時のタイミングがとりやすくなる。
・プッシュを止めても減速の仕方が緩やかなため、低速のスピードのコントロールがしやすくなる。

このようなメリットを受けることが出来ます。

 

以上の理由で、“自分の欲しいスピードをキープする”ことが出来る「回転性能が良いベアリング」は、上級者だけでなく初心者にも、オススメが出来るという訳です。

 

「回転性の悪いベアリング」だと、トリックのモーションに入るぎりぎりまでプッシュしないといけないので、どうしてもスタンスを整えたりが忙しくなってしまいますからね。

あとは、単純にスムーズに滑れた方が楽しいってのもあります!
スケート始めたばかりであれば、スケートボードで滑る感覚は新鮮に感じるはず。
それなら、なおさら良く回るベアリングの方が、絶対気持ち良いと思うんですよね!
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なぜ初心者は、遅いベアリングを勧められるのか

では何故、初心者の方は遅いベアリングを勧められがちなんでしょうか?

「不慣れな初心者には危ないから」
みたいなざっくりした説明しかしていないサイトも多いです。
僕の推測になりますが、
・スピードが出過ぎて危ない
・まくられるから危ない
という意味で、初心者に遅いベアリングを勧めてるんだと思います。

 

しかし!

 

スケートボードは、乗る人がプッシュの力でスピードをコントロールする物です。

動力が付いているわけでも、ベアリングの回転性能でスピードをコントロールしているわけでもありません。

その為、ベアリングが速かろうが遅かろうが、バランスを崩せば“まくられ”ます。

遅いベアリングを使っているからといって“まくられる”事を免れる事は出来ないのです。

 

スケートボードに乗り慣れるまでは誰だって転んだりまくられる危険はあるので、“危ない”という事と、“ベアリングの回転性能うんぬん”関係無いのです。

じゃあグリスベアリングは必要ないの?

ここまでの記事を読むと
「遅いグリスベアリングは必要ないのか?」
という疑問を持つ方もいるでしょう。

グリスベアリングは、オイルタイプのベアリングと比べて回転が重く、高速回転に向かないベアリングです。

 

その答えは、

グリスベアリングは、オイルベアリングとは別の特徴の部分で「必要(有用)」と言えます。

その特徴とは、
「グリスベアリング」は、オイルベアリングに比べて潤滑油切れの心配が少なく、耐久性が高いため、こまめなメンテナンスを必要としないという点です。

 

過酷な使用環境では、オイルよりもグリスの方が良い場合もあると思います。

このように耐久性やこまめなメンテナンス不要という点で、グリスベアリングは非常に有用と言えます!

 

しかしながら、「初心者だからグリスベアリング」という単純な選び方は、賛成できません。
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まとめ:「めっちゃ楽しいやつ」を選ぼう!

今回の記事では、
・「遅い」「速い」ベアリングとは何か?
・初心者はどんなベアリングを使ったら良いのか
・なぜ初心者は遅いベアリングを勧められるのか
・グリスベアリングは必要ないの?
を、フィルマーのナヲが解説しました。

「遅い」「速い」ベアリングとは、“初速の軽さとスピードの持続性”の差
→「速いベアリング」は、”回りだしが軽く、プッシュを止めても惰性でしばらく回り続けてくれるベアリング”の事
初心者の方も、使うベアリングは回転性能の良い物に越したことは無い
→自分の欲しいスピードをキープする事が出来る為、トリックのタイミングや低速スピードのコントロールがGOOD!
初心者の方が遅いベアリングを進められがちなのは、スピード・まくられるという面から、危ないと思われる為。
→スケボーは乗り慣れるまで誰でもまくられる為、”ベアリングの回転性能”と”危ない”というのは関係無い。
オイルベアリングに比べて遅い「グリースベアリング」も非常に有用!
→グリースベアリングは、オイルベアリングに比べて耐久性やこまめなメンテナンスが不要

まとめると、このような内容でした。

 

初心者の方が初めてデッキやギア類を購入するにあたり、ネットでの情報を参考にする事は多いでしょう。

初心者向けに書かれているサイトの記事は良くも悪くも当たり障りのない内容で書かれているものが多く、参考にしておけば確かに間違いはないかもしれません。

しかし、記事にも書いたように「スケートボードに乗って滑って進む感覚」っていうのはきっと、初心者ほど新鮮に感じられるはず・・・

 

だからまずは、

「スケートボードって楽しい!」

こんな風に思えるセッティングで、”滑る”という感覚を楽しんで欲しいと思います!

ベアリングであれば、回転性能が良い「めっちゃ楽しいやつ!」ですね!

 

そのために今回は、僕なりの意見を交えて”当たり障りのある”初心者のベアリングの選び方を書きました。

是非、参考にして見て下さい!

 

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